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犬と猫の整形外科病院
院長の赤木です
新年になり少し経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は風邪を非常に引きやすい体質のため、いつも体調管理に気をつけて過ごしています。
気を付けていても季節の変わり目やイベントの後には風邪をひいてしまったり、イベントで体調を崩さないように気をつけて・・・、
なんとかイベントを乗り越えた!と思って、気を抜いた後に風邪をひいてしまったり。
免疫力って一体なんなんでしょうか・・・。
前置きが長くなりましたが、年末年始は人も動物も落ち着かないためか、骨折によく遭遇します。
今年も年末年始で骨折の症例が来院されました。
1件目は小型犬に非常に多い橈尺骨骨折を受傷した、3kgのトイプードルさんでした。
骨折についてはこちらをご覧ください。
骨折後早々に来院して下さり、手術も非常に積極的に考えてくださるオーナー様でしたので、すぐに手術対応に入る事ができました。
骨折後間もないと、周辺の筋肉も拘縮(凝り固まって)いることもなかったので、整復が非常にスムーズでした。手術時間も20分、麻酔時間は1時間程度で終了できました。覚醒も順調だったので、夕方には退院できました。
先日は抜糸に来院されましたが、脚もしっかり体重をかけていて、問題なく経過していました。
次回は2週間後にレントゲン検査です。
骨折は手術後がとても大切なので、これからも注意深く経過を追っていきます。
犬猫の骨折は完全骨折と言われる、骨が互い違いになったようなバキっと折れた骨折で来院されます。これはギプスでは治りませんし、治ったとしても骨が変形した変形癒合という状態です。
私も手術をしたくない気持ちはとてもよく分かりますが、犬猫の骨折は手術をしないと治らない事がほとんどです。一回の手術でしっかり治さないともっと悲惨なことになることをたくさん見てきました。手術するリスクと同じように、手術をしないことにもリスクがあることは忘れないで下さい。