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膝蓋骨内方脱臼・パテラ*の治療を受け
『3ヵ月検診』が終了した
ピリナちゃんのオーナー様にお話を伺いました

ピリナちゃん
ボストンテリア
1歳4か月 / 6.7kg(※手術時)
2024年10月と11月に、それぞれ右側と左側を手術。
インタビュー 2025年2月
院長(以下、院):
本日はお時間を頂き、ありがとうございます。
今日は、当院で膝蓋骨内方脱臼・パテラ(MPL)の治療を受けて3ヵ月検診が終了した、ピリナちゃんに来て頂きました。よろしくお願いします。
ピリナちゃんオーナー様(以下、ピ):お願いします。
術後3か月、安静期間から少しずつ元の生活へ

:まずは3ヵ月検診が無事に終わって良かったですね!!特に大きな問題もなく終了して、私も安心しました。この3ヵ月はどうでしたか?
:最初の1ヵ月間の安静期間が少し大変でしたが、その後は徐々に元の生活に戻れました。1ヵ月目以降は特別に注意することも少なくなりました。
:まずは3ヵ月で再脱臼もしていないので、検診は終了ですね。
かかりつけ医にMPLの診断を受け、
1か月後セカンドオピニオン。
さらに1か月後、専門医に話を聞いた結果
費用・入院期間はどうだったのか─
:ピリナちゃんが当院に来院されたきっかけや経緯を教えて頂けますか?
:6月にかかりつけ病院で健診の際にMPLと診断されて、グレード3とお聞きしました。あまり症状はなかったのですが、グレード3ということもあり手術を提案されました。
費用や入院期間もお聞きして、他施設のお話も聞きたいなと思い、セカンドオピニオンで別の病院も受診しました。
:その病院さんではどうでしたか?
:やはり同じような費用と入院期間でした。それが7月頃のお話でした。
:そうだったんですね。他の病院さんの内情をお聞きするのは少し気が引けますが、費用や入院期間についてはどうでしたか?
:費用はこちらと大きな差はありませんでしたが、入院期間が1週間程度と提案されました。
:そうでしたか。入院期間として離れるには少し長く感じますね。
:それで9月に、YPC東京動物整形外科病院出身の先生の動物病院が開院するとお聞きして、そこでお話を聞いてみようとなって、内覧会の日にこちらにお邪魔しました。
:そうだったんですね。専門分野に特化した動物病院なので、近隣や知り合いの先生向けの内覧会を行っていました。あまりオーナー様向けの内覧会ではなかったので、ご来院頂いたことにとても驚いたので印象深かったです。内覧会でドキドキしながらお話ししたことを覚えています。
入院期間を短く、動物のストレスを少なく。
〝日帰り手術〟の実現─

:内覧会で話をさせて頂きましたが、どんな印象を持たれましたか?
:手術のお話自体は分かりやすく、疑問にも一通りお答えして頂けました。実は費用は今までのところと、大きく違いがありませんでした。一番違っていたのは、この病院内で治療が完結して、早ければ日帰りで退院できるというところです、驚きました。
:そうでしたか。実は入院期間については前職の頃から、どんどん短くなっていました。
早い方が本人のストレスもなくて術後トラブルが少ないなと感じていたので、自身の病院を開業する際には、思い切って海外の病院のように日帰りの手術を取り入れてみようと思っていました。
「日帰りで手術ができる!」
─でも日帰りで帰って大丈夫かな?
:日帰りで手術ができるんだ!というのと、日帰りで帰って大丈夫かな?という気持ちが混在していましたが、『覚醒に問題がなければ自宅で様子見するか、病院で様子見するのかの違いしかなくて、大きな問題がない場合は病院でも特に処置をすることがありません。ストレスの少ない自宅が良いと思いますよ。』と、先生からはっきりお話を聞いて、それなら日帰りでも良いかと考えました。
:ご理解頂けて嬉しいです。お話の内容はいかがでしたか?
:診断〜治療〜術後の流れを澱みなく説明して頂けて、たくさんの経験があるんだな、と。実績を強調はされていませんでしたが、自信を感じました。
ただ、『私にお任せください』というスタンスではなくて、『ご家族でしっかりご検討して下さい』というスタンスだったので、決断までに少し時間がかかりました。もう少し背中を押してほしいと思っている患者さんも多いと思ったので、そこだけが気になったところです。
:貴重なご意見ありがとうございます。〝提案〟ということを大切にしていたのですが、それだけではなくて〝一緒に治療に向かう〟という後押しを待っているご家族もいらっしゃるんですね。これから意識してみます。
手術への不安は。麻酔のトラブルがとにかく怖かった─
:手術のお話しになりますが、手術を受けて帰宅してのピリナちゃんの様子や、ご家族の皆様のお気持ち、大変だったことなどをお伺いさせて下さい。
:手術自体は『お任せするしかない』という気持ちで、そこまで大きな心配はしていなかったです。ただ、短頭種ということもあって、麻酔のトラブルがとにかく怖かったです。
:そうですよね。そこはとても気にされていたので、私も最初から麻酔科医の先生をご提案させて頂きました。
:麻酔科医の先生のお陰で不安の軽減はされましたが、〝無事に終わりましたよ〟の電話をいただけるまではドキドキしていました。
お迎え。─帰宅後はそっと様子を見ていました

:当日夕方のお迎えで、思ったよりは意識もしっかりしていて元気そうだったのですが、どう接して良いのか分からなくて、家ではケージにそっと入れて様子見するような感じでした。病院で入院しても、ケージにいるだけで特に問題がなければすることがないとお聞きしていたので、こんなものなのかなぁと考えていました。
今まで麻酔も手術も受けたことがなかったので、3日間くらいは本人の悲壮感が強かったです。その後は徐々に元に戻ってきて、私達も安心しました。私達は両側同時ではなくて、片側ずつの手術にしたのですが、反対側(2回目の手術)の時には本人も全く悲壮感なく、次の日から普通の様子でした。慣れたんですかね?笑
:そうだったんですね。帰宅した後の様子をお伺いすることはなかなか無いので、貴重なお話を聞くことができました。これからのご説明の参考にさせて頂きます。
安静~抜糸後はリードを短く持ってお散歩も─
気分転換に!
:実は安静も難しくて、先生からリードを短く持ってのお散歩なら抜糸が済めば始めて良いとお聞きしていたので、気分転換も含めて10分弱のお散歩をしていました。経過について心配になることはなくて、1ヵ月検診が終わってからは元通りの生活に戻れていました。
細かいケアや迅速な対応がとてもよかった
:今、手術後の検診が一段落して改めてお気持ちはどうですか?
:手術と麻酔が初めてでしたが、全体を通じて大きなトラブルもなく無事に過ごせて本当によかったです。ひとりの先生が責任を持って手術を行い経過観察もしていくというところに、大病院にはない安心感がありました。個人病院ならではの、細かいケアや迅速な対応がとてもよかったなと感じました。専門病院という割に、費用が特別に高いという事もありませんでした。
:ありがとうございます。非常に貴重なお言葉を頂けて嬉しく思います。
:改善点などあれば、聞かせて頂けますか?
:正直、私は先生の病院をお友達から聞かれた時には〝骨や関節の病気の時には力になってくれるよ〟とお勧めしています。
:確か、ピリナちゃんのご紹介で来院していただいた患者様もいらっしゃいます。本当にありがとうございます。
:私はとてもお勧めしているんですけど、唯一、ご説明の時にもう少し背中を押してほしいと思っている患者様もいらっしゃると思うので、そこだけ自信を持ってお話しして頂くのが良いのではないかな、と思いました。
:本当に、貴重なご意見をありがとうございます。これからの病院の改善点と継続して続けていくところは続けて患者様に満足していただけるように努力します。今日は本当にありがとうございました。
:こちらこそありがとうございました。

貴重なご意見を
ありがとうございました